8つの軸のひとつ
管理の粒度
ざっくり派細かく見る派
細かく見る=把握できている、ではない。見たい解像度の好みであって、答えられるかどうかとは別。どちらにも、見落としと手間のどちらかが付く。
この軸に優劣はありません。どちらの側にも強みと、注意すべきことがあります。 診断では6問で測り、0〜100のスコアで出します。50が中間で、そこからどちらへどれだけ寄っているかを見ます。
ざっくり派
全体が合っていればよい
細かい増減は追わず、全体が合っていればよいと考えます。短期の上下で手が動かないので、続けるという点ではかなり有利です。見落とすのは、静かに効いてくる手数料や、条件の変更です。年に一度、残高と手数料だけを見る日を決めておけば、ざっくり見る強みを崩さずに、取りこぼしだけ拾えます。見る項目を増やすと、この考え方の良さである「手が動かないこと」が失われます。増やすのは頻度でも項目でもなく、一度の精度です。
傾向:細かい増減は見ません。全体が合っていればよいと考えます。
強み:短期の上下に、手が動かない
毎日の値動きを見ないので、下げた月に慌てて売ることがありません。管理に時間もかかりません。長く続けるうえでは、そのまま有利に働きます。
注意すべきこと:手数料や条件の変更に、気づかない
見に行く用事が発生しないので、口座を何年も開かないことがあります。そのあいだに手数料が上がっていても、商品の中身が入れ替わっていても分かりません。金額の小さいものほど、長く放置されます。
対策:粒度は変えない。見る項目を2つに絞る
細かく見る必要はありません。年に1回、残高と手数料の2つだけ確かめる日を決めます。2つに絞ってあれば、粒度を変えずに続けられます。
- 1.年に1回、口座の中身を開く日を決める
- 2.見るのは残高と手数料の2つだけにする
- 3.いま払っている年あたりの手数料を書き出す
- 4.前回、口座の中身を開いたのがいつかを確かめる
- 5.変わっていなければ、その日は終わりでよい
この考え方だと、こちら側の話になりやすい
勧めているものではありません。金額や使う時期は訊いていないので、何をいくら持つかは決まりません。
- 資産の種類
- 本数の少ない構成(全世界株式1本、バランス型1本)4資産・8資産均等型の投信ターゲットイヤー型の投信
- 持ち方・回し方
- 持つ本数を絞る自動積立にして手を離す年1回だけ残高と信託報酬を見る口座をまとめて一覧できるようにする配分だけ決めて、中身の入れ替えは任せるNISAのつみたて投資枠に寄せて、見る口座を増やさない
- 何を見て決めるか
- 全体の配分だけを見て、中身は任せる
確認する数字
- 前回、口座の中身を開いた年月
- いま払っている年あたりの手数料
- 資産の合計
細かく見る派
少額の動きまで見たい
どこにいくらあり、何にいくら払っているかを把握しておきたい。だから条件の差にも、無駄な費用にもよく気づきます。ただ、見えている情報が多いぶん、動かす必要のない場面まで動かしてしまうことがあります。見る頻度と、動かす条件を別々に決めておくと、把握の細かさがそのまま成果になります。毎日見てもかまいません。ただし動かすのは、先に決めた条件に当たったときだけ。
傾向:少額でも、何にいくら使ったかが気になります。残高もこまめに確かめます。
強み:小さな漏れに、早く気づく
使っていない定期課金、条件の変わった手数料、二重の引き落とし。どれも合計だけ見ていては分かりません。金額が小さいものほど長く放置されるので、気づけること自体が効きます。
注意すべきこと:見るほど、短い期間の上下に手が動く
残高を毎日見ていると、1か月の上下が判断の材料になります。本来は10年で考えるお金でも、その月の増減で決めたくなります。売り買いの手数のぶんだけ、成果が削られます。
対策:見るのは続ける。動かす条件だけ先に決める
見ないようにする必要はありません。「この条件のときだけ動かす」と先に書いておけば、見ることと動かすことを切り離せます。
- 1.「どうなったら動かすか」を先に紙に書く
- 2.書いた条件に当たらない月は、見るだけで終える
- 3.この1年で実際に動かした回数を数える
- 4.動かした月の相場が、上がっていたか下がっていたかを並べる
- 5.見る頻度は変えなくてよい
この考え方だと、こちら側の話になりやすい
勧めているものではありません。金額や使う時期は訊いていないので、何をいくら持つかは決まりません。
- 資産の種類
- 内訳の見えるETF資産クラスごとの組み合わせ(国内株・先進国株・新興国株・債券・REIT)個別株
- 持ち方・回し方
- 資産クラスごとに残高を管理する信託報酬・売買手数料・為替コストを比べる円建てと外貨建てを分けて記録する家計の記録と突き合わせる見る頻度と、動かす条件を別々に決める課税口座とNISA・iDeCoを分けて残高を記録する
- 何を見て決めるか
- 明細まで見る。ただし動かす条件は別に決めておく
確認する数字
- この1年で実際に動かした回数
- 動かした月の相場
- 動かす条件を決めた年月
この軸で訊いていること
6問です。半分は逆転項目(「逆」)で、6から押した値を引いて使います。 全部を同じ向きで訊くと、読まずに端へ寄せた回答がそのままスコアになるためです。
- 1.少額でも、お金を何にいくら使ったかが気になる
- 2.資産や支出の細かい増減は見ない。だいたい合っていればいい逆
- 3.資産の残高は、こまめに確かめたい
- 4.家計は、月末にまとめて見るくらいでちょうどいい逆
- 5.口座の引き落としの明細は、項目ごとに目を通す
- 6.お金の管理に時間をかけるくらいなら、そのぶん別のことに使いたい逆
ほかの軸と重なったときに出てくること
軸を1つずつ見ていると出てこない話です。診断では、 どちらの軸もはっきり出ているときだけ出します。
ざっくり派 × ルール派
何年も、中身を開かないまま動き続ける
細かい増減を追わないことと、決めたとおりに回すことが重なると、口座を開く用事がまったく発生しません。続けるうえでは強い形ですが、手数料の変更も、商品の中身の入れ替わりも、気づかないまま通り過ぎます。
細かく見る派 × 状況判断派
見るたびに、動かす理由が見つかる
こまめに見ることと、そのつど決めることが重なると、1か月の上下がそのまま判断の材料になります。本来は10年で考えるお金でも、その月の増減で決めたくなります。売り買いの手数のぶんだけ、成果が削られます。
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