8つの軸のひとつ

選択肢の広さ

絞り込み派比較検討派

深く見る側は中身を理解でき、広く見る側は条件の良いものを拾える。どちらも、決まらなくなる形と、見落とす形の両方を持っている。

この軸に優劣はありません。どちらの側にも強みと、注意すべきことがあります。 診断では6問で測り、0〜100のスコアで出します。50が中間で、そこからどちらへどれだけ寄っているかを見ます。

絞り込み派

絞って、1つずつ深く調べる

候補を広げるより、絞ったものを深く理解するほうを選びます。中身を分かったうえで持てるので、下がっても説明がつき、持ち続けられます。見えにくいのは、同じ種類のなかでの条件差です。深掘りの前に、同じ種類を三つだけ並べて費用と条件を見る。それだけで取りこぼしはほぼ消えます。並べるのは一度きりでよく、絞ったあとは深く見る元のやり方に戻せます。理解して持てることは、下がった局面でいちばん効きます。

傾向:候補を絞り、そのぶん1つずつ深く調べます。

強み:中身を分かったうえで持てる

何を持っているかを説明できる状態になります。下げた月にも、理由が自分の中にあるので動じにくくなります。本数が少ないぶん、管理も続きます。

注意すべきこと:比べていないので、条件の差に気づかない

中身は分かっていても、それが同じ種類のなかで良い条件かは、比べないと分かりません。手数料や税の扱いは、似た商品でもはっきり差が付きます。最初に選んだものを、何年もそのまま持ち続けることになります。

対策:深く調べる前に、1回だけ横に並べる

調べ方は変えません。深掘りに入る前に、同じ種類のものを3つだけ並べて、手数料と条件を見ます。並べるのは1回でよく、そのあとは1つに絞って構いません。

  1. 1.深く調べる前に、同じ種類のものを3つ並べる
  2. 2.見るのは手数料・税の扱い・引き出しやすさの3つだけ
  3. 3.並べ終わったら、1つに絞ってよい
  4. 4.いま持っているものの年あたりの手数料を書き出す
  5. 5.それが同じ種類のなかでどのあたりかを、1回だけ確かめる

この考え方だと、こちら側の話になりやすい

勧めているものではありません。金額や使う時期は訊いていないので、何をいくら持つかは決まりません。

資産の種類
理解している少数の資産仕組みを説明できる商品1本で完結する投信(全世界株式・バランス型)
持ち方・回し方
1つずつ精査する長く持つ深掘りの前に、同じ種類を3つだけ並べる買う理由と売る条件を1枚にまとめる年1回、同種の条件と見比べる使う制度を先に1つ決めて、残りの時間を商品の精査に回す
何を見て決めるか
絞って深く見る。ただし1回だけ横に並べて条件を確かめる

確認する数字

  • いま持っているものの年あたりの手数料
  • 同じ種類のなかでの位置
  • 最後に比べた年月

比較検討派

候補を広く集めてから決める

決める前に候補を広く集めて、並べて比べたい。条件の差に気づけるので、不利なものをつかみにくいのが強みです。反面、候補は集めるほど増えるので、比べること自体が目的になり、決まらないまま時間が過ぎます。見る項目と候補の数、そして決める日を先に決めておくと、比較の力がそのまま結果になります。比べ終えたら、いったん買って走らせてしまうほうが早い。

傾向:まず広く候補を集め、比べてから決めます。

強み:条件のよいものを拾える

手数料や税の扱いは、似た商品でもはっきり差が付きます。並べれば見えるので、選ぶ前の一手間がそのまま結果になります。見落としで損をすることが少なくなります。

注意すべきこと:候補が増えるほど、決まらなくなる

比べる対象が増えると、どれにも足りないところが見えてきます。完璧な1つは出てこないので、探し続けることになります。決まらないまま過ぎた期間のほうが、条件の差より大きな損失になることがあります。

対策:集める数と、決める日を先に決める

比べること自体は変えません。「候補は5つまで」「今月末に決める」と先に置いておくと、比べた範囲で決められます。比べる項目を絞るのも効きます。

  1. 1.集める候補の上限を決める(5つ程度)
  2. 2.決める日を先に決める
  3. 3.比べる項目を4つに絞る(費用・税・期間・引き出しやすさ)
  4. 4.期限の日に、その時点の候補から決める
  5. 5.決めたあとは、新しい候補が出ても半年は動かさない

この考え方だと、こちら側の話になりやすい

勧めているものではありません。金額や使う時期は訊いていないので、何をいくら持つかは決まりません。

資産の種類
比較しやすい分野(公募投信・ETF)同じ指数に連動する商品群低コストのインデックス投信
持ち方・回し方
費用・税・期間・引き出しやすさの4項目で比べる候補の数に上限を決める同じ指数なら、信託報酬と純資産額で絞る比較表を1枚作って、期限で締める比べ終わったら、いったん買って走らせるNISA・iDeCoで買える商品に絞ってから比べる
何を見て決めるか
候補の数と決める日に上限を置いてから比べる

確認する数字

  • いま検討していることの期限
  • 集めた候補の数
  • 検討を始めてからの月数

この軸で訊いていること

6問です。半分は逆転項目(「逆」)で、6から押した値を引いて使います。 全部を同じ向きで訊くと、読まずに端へ寄せた回答がそのままスコアになるためです。

  1. 1.金融商品を選ぶときは、まず広く候補を集めたい
  2. 2.候補になる金融商品は少しでいい。そのぶん1つずつ深く調べたい
  3. 3.金融商品を選ぶ前に、比べられるものは一通り見ておきたい
  4. 4.一つの金融機関に決めたら、手続きはそこで完結させたい
  5. 5.似たような金融商品でも、手数料や条件の違いを並べて確かめたい
  6. 6.お金の選択肢が多いと決められないので、はじめから絞りたい

ほかの軸と重なったときに出てくること

軸を1つずつ見ていると出てこない話です。診断では、 どちらの軸もはっきり出ているときだけ出します。

情報重視派 × 比較検討派

調べても比べても、決める日が来ない

外を見て決めることと、広く候補を集めることが重なると、材料が無限に増えます。比べる対象が増えるほど、どれにも足りないところが見えてきます。決まらないまま過ぎた期間のほうが、条件の差より大きな損失になります。

自己判断派 × 絞り込み派

比べる材料も、比べる相手もいない

自分の基準で決めて、候補も絞る組み合わせです。決めるのは速くなりますが、選んだものが同じ種類のなかでどのあたりかを確かめる機会が、どこにもありません。手数料や税の扱いは似た商品でもはっきり差が付くので、最初の1つがそのまま何年も続きます。

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ほかの7つの軸