年金・老後
学生納付特例や納付猶予の期間は、10年以内に追納して年金を年約2万円増やす
いまの保険料の払い方は変えない。昔に猶予された期間を、期限が来る前に納めて年金額に反映させる
収入が増える
20,000円/ 年
学生納付特例の期間を、1年分だけ追納する場合
- 月あたり 1,667円
- 5年で 100,000円
- 条件が違うと 10,000円〜60,000円
- 手間
- 比較が必要
- 効果が出るまで
- 1年以内
- 条件依存度
- 高い
- 初期費用
- 200,000円
2026/10/02 時点で有効 · 金額は前提を決めた目安で、おすすめ度ではありません · 1回読まれています
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なぜお金が増える?
- いまの保険料の払い方は変えません。昔に猶予された期間を、あとから納めるだけです。
- 猶予された期間は、受給資格の期間には入りますが、年金額には反映されていません。追納すると、その期間が納付済みとして年金額に入ります。
- 増える額は、期間の種類で2倍違います。 1年分を追納すると、全額免除の期間なら年金が年間で約1万円、納付猶予や学生納付特例の期間なら年間で約2万円増えます。全額免除の期間は、国が負担している分がすでに年金額に入っているためです。
- 増えた年金は、受け取り始めてから生きているあいだ毎年続きます。1回の手続きで、受け取り続けるかぎり効きます。
- 払った年にも効きます。 追納した保険料は全額が社会保険料控除になるので、その年の所得税と住民税が減ります。所得の高い年にまとめて追納すると、この分が大きくなります。
- ただし期限があります。下の表が、追納できる期間と加算額の条件です。
追納の期限と、増える年金額
追納できるのは、追納が承認された月の前10年以内の期間です。原則として古い期間の保険料から納めます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 追納できる期間 | 追納が承認された月の前10年以内 |
| 加算額がつくのは | 承認を受けた期間の翌年度から起算して3年度目以降 |
| 1年分で増える年金(全額免除の期間) | 年間で約1万円 |
| 1年分で増える年金(納付猶予・学生納付特例の期間) | 年間で約2万円 |
| 納める順番 | 原則として古い期間から |
| 払った年の税 | 全額が社会保険料控除の対象 |
追納できる期間
- 内容
- 追納が承認された月の前10年以内
加算額がつくのは
- 内容
- 承認を受けた期間の翌年度から起算して3年度目以降
1年分で増える年金(全額免除の期間)
- 内容
- 年間で約1万円
1年分で増える年金(納付猶予・学生納付特例の期間)
- 内容
- 年間で約2万円
納める順番
- 内容
- 原則として古い期間から
払った年の税
- 内容
- 全額が社会保険料控除の対象
- ※ 10年を過ぎると、その期間はもう追納できません。期限が近いものから消えていきます。
- ※ 3年度目以降は、当時の保険料額に経過期間に応じた加算額が上乗せされます。早いほど安く納められます。
- ※ 免除の期間と、納付猶予・学生納付特例の期間の両方がある場合は、納める順序を年金事務所に相談してください。
具体例で見る
学生納付特例の期間を、1年分だけ追納する場合
- 追納が承認された月の前10年以内の期間である
- 学生納付特例または納付猶予の期間(全額免除の期間とは増える額が違う)
- 追納した年は、その全額が社会保険料控除になる
- 11年分を追納すると、老後の年金が年間で約20,000円増える
- 2増えた年金は、受け取り始めてから生きているあいだ毎年続く
- 3追納した年には、納めた額の全部が社会保険料控除になり、その年の所得税・住民税も減る
この条件なら年間20,000円/ 条件が違えば額も変わります
式:追納する年数 × 1年分あたり増える年金額
こんな人向け
- 学生のときに学生納付特例を使っていた
- 収入が少ない時期に、納付猶予や免除を受けていた
- その期間から10年が経っていない
- ねんきん定期便やねんきんネットで、未納・猶予の期間を見たことがある
- 今年の所得が例年より多い(社会保険料控除が効きやすい)
得になる条件
- 10年以内という期限があります。 追納が承認された月の前10年以内の期間だけが対象で、過ぎた分はもう納められません。
- 原則として、古い期間の保険料から納めます。好きな年を選べるわけではありません。
- 3年度目以降は加算額が上乗せされます。 承認を受けた期間の翌年度から数えて3年度目以降に追納すると、当時の保険料額より高くなります。
- 増える年金額は、期間の種類で変わります。全額免除の期間は約1万円、納付猶予・学生納付特例の期間は約2万円です。
- 免除の期間と納付猶予・学生納付特例の期間の両方がある場合は、納める順序を年金事務所に相談してください。
注意点
- まとまった現金が先に出ていきます。 1年分でおよそ20万円です。生活に使う予定のお金で納めないでください。
- 受け取るのは将来です。年金を受け取り始めるまでは、1円も戻りません。
- 単純な利回りだけで決めないでください。増えるのは終身の年金で、何歳まで生きるかで受け取る総額が変わります。短期の投資と同じ物差しでは比べられません。
- 増えた年金も雑所得として課税の対象になります。手取りで増える額は、額面より小さくなります。
- 加算額は年々増えます。迷っているあいだに、納める額のほうが上がっていきます。
やり方
- 1ねんきん定期便かねんきんネットで、免除・納付猶予・学生納付特例の期間がどこにあるかを確かめる
- 2その期間から10年が経っていないか、期限を見る
- 3年金事務所に、追納できる月と必要な額を問い合わせる
- 4期間の種類(全額免除か、猶予・学生納付特例か)で増える額が違うことを確かめる
- 5今年の所得と、社会保険料控除でどれだけ税が減るかを見て、納める年を決める
- 6申込書を出して納付し、ねんきんネットで反映されたかを確かめる
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