カード・決済
海外でカード決済する分は、日本で外貨にして、外貨口座対応のデビットカードで払う
海外でカード決済をする人が、日本で先に外貨にして外貨口座対応のデビットカードで払うことで、カード会社の海外事務手数料をなくして出ていくお金を減らすアイデアです。
支出が減る
7,260円/ 年
1年で20万円ぶん、外貨で払っている場合
- 月あたり 605円
- 5年で 36,300円
- 条件が違うと 1,815円〜18,150円
- 手間
- 比較が必要
- 効果が出るまで
- 1か月以内
- 条件依存度
- 高い
- 初期費用
- なし
2026/09/30 時点で有効 · 金額は前提を決めた目安で、おすすめ度ではありません · 14回読まれています
このアイデアはどうですか?
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なぜお金が増える?
- 海外でカードを使うと、両替しているのはカード会社です。円の口座から引き落とすために、カード会社が決済のたびに外貨を円へ換算し、そこに自社で決めた率を上乗せします。三井住友カードは2024年11月からこの率を3.63%にしました。
- このアイデアは、その両替を自分の側へ引き取るものです。先に円を外貨に替えて残高として持っておき、現地では外貨のまま払います。カード会社が換算する場面が無くなるので、決済のたびの上乗せも乗りません。
- かわりに、両替したときの為替コストがかかります。費用が消えるのではなく、どこで誰が両替するかが変わるだけです。得になるのは、自分で両替するコストのほうが、決済のたびの上乗せより小さいときだけです。
- ただし、外貨で持っているだけでは足りません。外貨預金から引き落とす設定にできても、そこに海外事務手数料を乗せる銀行があります。住信SBIネット銀行は、米ドル決済を指定して米ドルの外貨普通預金から払う場合でも、海外事務手数料2.50%(非課税)がかかると案内しています。「外貨残高から引き落とせるか」と「上乗せが乗らないか」は別の条件なので、両方を確かめる必要があります。
- もうひとつ違うのは、レートを決めるタイミングです。カード任せだと決済した日のレートになりますが、先に替えておけば替えた日のレートで固定されます。円安が進んでも進まなくても、旅行中に相場を気にしなくて済みます。
- 国内の支払いを乗り換える必要はありません。外貨になる決済だけを分ければ済みます。
同じ買い物を、2つの経路で払ったときの違い
率は本文の出典のもの(三井住友カード3.63%)。両替のコストは銀行と通貨によって変わります。
| いまのカードで払う | 先に外貨にしておいて払う | |
|---|---|---|
| 払うのに使うもの | ふつうのクレジット/デビットカード | 外貨預金から引き落とせるデビットカード |
| 両替するのは | カード会社(決済のたびに自動で) | 自分(好きなときに、まとめて) |
| レートが決まるのは | 決済した日 | 両替した日 |
| 決済時の上乗せ | 海外事務手数料 3.63% | なし |
| 決済時とは別にかかるもの | —(上乗せに全部含まれる) | 両替するときの為替手数料 |
| その為替手数料は | — | 銀行による。ネットでの両替なら無料になるところもある |
| 20万円ぶん払うと | 7,260円 | 0円(両替が無料の条件を満たす場合)/約1,333円(1通貨1円の場合) |
| 使ったあとに残るもの | 何も残らない | 使い切れなかった外貨が残る |
払うのに使うもの
- いまのカードで払う
- ふつうのクレジット/デビットカード
- 先に外貨にしておいて払う
- 外貨預金から引き落とせるデビットカード
両替するのは
- いまのカードで払う
- カード会社(決済のたびに自動で)
- 先に外貨にしておいて払う
- 自分(好きなときに、まとめて)
レートが決まるのは
- いまのカードで払う
- 決済した日
- 先に外貨にしておいて払う
- 両替した日
決済時の上乗せ
- いまのカードで払う
- 海外事務手数料 3.63%
- 先に外貨にしておいて払う
- なし
決済時とは別にかかるもの
- いまのカードで払う
- —(上乗せに全部含まれる)
- 先に外貨にしておいて払う
- 両替するときの為替手数料
その為替手数料は
- いまのカードで払う
- —
- 先に外貨にしておいて払う
- 銀行による。ネットでの両替なら無料になるところもある
20万円ぶん払うと
- いまのカードで払う
- 7,260円
- 先に外貨にしておいて払う
- 0円(両替が無料の条件を満たす場合)/約1,333円(1通貨1円の場合)
使ったあとに残るもの
- いまのカードで払う
- 何も残らない
- 先に外貨にしておいて払う
- 使い切れなかった外貨が残る
- ※ 右の列が0円になるのは、両替の為替手数料まで無料になる条件を満たしたときだけです。満たさなければ、決済のたびの上乗せが1回の両替の手数料に置き換わる形になります。それでも多くの場合は安く済みますが、0円ではありません。
- ※ 約1,333円は、1通貨あたり1円の為替手数料を、1ドル150円と想定して20万円ぶんに当てはめた概算です。実際のレートで変わります。
- ※ 残った外貨を円に戻すときは、もう一度両替のコストがかかります。次の旅行まで持っておけば、そのぶんは要りません。
- ※ 残高が足りないと、不足ぶんはカード会社の換算になり、そこには上乗せが乗ります。足りているかを出発前に確かめてください。
具体例で見る
1年で20万円ぶん、外貨で払っている場合
- いま使っているカードの海外事務処理手数料は3.63%(税込)
- 行き先の通貨が、外貨デビットの対象通貨に入っている
- 決済の前に、その通貨の残高を用意してある
- 両替はインターネットバンキングで行い、預入時の為替手数料が無料になる条件を満たしている
- 1いま上乗せされている額 = 200,000円 × 3.63% = 7,260円/年
- 2外貨預金の残高から払うので、決済時の上乗せ = 0円
- 3両替の為替手数料 = 0円(ネットでの両替が無料になる条件を満たした場合)
- 4差 = 7,260円 − 0円 = 7,260円/年(5年で36,300円)
- 5※ 窓口で両替して1通貨あたり1円かかる場合、1ドル150円の想定なら両替は約1,333円。差は約5,927円に縮む
この条件なら年間7,260円/ 条件が違えば額も変わります
式:1年の外貨での利用額 ×(いまの上乗せの率 − 先に両替するときのコストの率)
あなたの場合は?
上と同じ式に、自分の数字を入れてください。概算です。
この条件なら年間7,260円(月あたり 605円)
式のとおりに1回計算しただけの概算です。上の「得になる条件」と「注意点」に当てはまらない分は、 この額から減ります。
こんな人向け
- 海外旅行で、現地での支払いをカードで済ませている
- 行き先と使う通貨が決まっていて、だいたいの予算も決まっている
- 海外の通販サイトで買い物をする
- 外貨建てのサブスクを払っている
- いま使っているカードの海外事務手数料を知らない
- 出発までに口座を作る時間がある
得になる条件
- 外貨での利用額がまとまっていることが前提です。年に数千円なら、手間に見合いません。
- 使う通貨が決まっていることが前提です。先に両替する形なので、行き先が決まっていないと替える通貨を選べません。複数の国をまわるなら、通貨ごとに替えることになります。
- いくら使うかの見当がついていることが前提です。多く替えれば余り、少なければ足りません。足りないぶんはカード会社の換算になり、そこには上乗せが乗ります。
- 両替の為替手数料を先に確かめてください。 決済時の上乗せが0%でも、円を外貨に替えるときに銀行の為替手数料がかかります。ここを見ないと、どれだけ安くなるかが出せません。
- 為替手数料は、両替する経路で変わります。プレスティアはインターネットバンキングで1,000円以上の取引なら預入時の為替手数料が無料ですが、店頭・電話では300万円以上が条件です。同じ銀行でも、窓口で替えるとかかります。
- 為替手数料は通貨によっても違います。行き先が決まっているなら、その通貨の数字で比べてください。
- カードの発行に料金がかかる手段もあります。利用額が小さいと、そこを取り戻せません。
注意点
- 費用が0になる話ではありません。 決済のたびの上乗せが、両替1回の為替手数料に置き換わるだけです。無料になる条件を満たせば0円になりますが、満たさなければ残ります。比べるときは、上乗せの率どうしではなく、1年で払う合計額で見てください。
- 為替手数料には、率ではなく「1通貨あたり何円」で決まるものがあります。率に直すには、そのときのレートで割る必要があります。1通貨あたり1円は、1ドル150円なら約0.67%、1ドル100円なら1%です。円安のほうが率としては軽くなります。
- 先に替えた時点でレートが決まります。そのあと円高に動けば、替えなかったほうが安かったことになります。レートを当てにいく話ではなく、決済のたびの上乗せを外す話として考えてください。
- 現地で「日本円で決済しますか」と聞かれて円を選ぶと、店側のレートが使われ、率の差より大きく損をすることがあります。必ず現地通貨で決済してください。
- 海外ATMでの引き出しは、別の手数料の話です。無料枠が小さいので、カード決済と同じつもりでいると想定外の費用が出ます。
- 口座の開設には本人確認が要ります。出発の直前に始めると間に合いません。
- 残高を入れておく形の手段では、使い切れなかった外貨が残ります。戻すときにもう一度両替することになります。
やり方
- 1去年1年で、外貨での決済がいくらあったかを明細で数える
- 2いま使っているカードの海外事務手数料の率を、公式の案内で確かめる
- 3行き先の通貨と、滞在中にいくら使うかを決める
- 4候補それぞれの、円から外貨に替えるときの為替手数料を公式ページで確かめる(無料になる条件も)
- 5「決済時の上乗せ」と「両替の為替手数料」を足した額で、いまのカードと比べる
- 6口座を作り、出発前に円を外貨へ替えて残高を用意する
- 7現地では必ず現地通貨で決済し、帰国後に実際の請求額を確かめる
実行に使う商品の例
ここに出しているのは実行の例で、おすすめではありません。 同じことができる商品はほかにもあります。条件は2つあります。外貨預金の残高から外貨のまま引き落とせること、そのときに海外事務手数料が乗らないこと。国内の銀行で両方を満たすものが2件だったので、2件を並べています。住信SBIネット銀行も米ドルの外貨普通預金から引き落とせますが、その場合でも海外事務手数料2.50%(非課税)がかかるため、上乗せを外すというこのアイデアの目的を満たしません。楽天銀行のデビットカードは円口座からの引き落としで、3.080%(税込)が乗ります。残る2件は、対象の通貨数が10と17で違い、両替の手数料が無料になる条件も違うので、行き先の通貨を先に決めてから両方の公式ページで確かめてください。海外送金系のサービスが出しているデビットカードでも同じことはできますが、ここではすでに持っている銀行口座の延長で始められるものに絞っています。
- 外貨のまま払える通貨
- 10通貨
- 決済時の手数料(対象通貨・残高あり)
- 無料
- 残高が無い場合の手数料
- 利用金額の1.79%(税込)
- 円から外貨に替える手数料
- 別途かかる(通貨ごとに異なる。公式の外貨預金のページで確認)
- 年会費
- 無料
この条件を満たしたときだけ
- 対象10通貨は、米ドル・ユーロ・英ポンド・豪ドル・NZドル・スイスフラン・香港ドル・カナダドル・南アランド・スウェーデンクローナ
- その通貨の外貨普通預金口座に残高があれば、利用金額はその口座から原則即時に引き落とされる
- ソニー銀行に円普通預金口座を持つ15歳以上の人が申し込める
対象外・注意
- 残高が不足すると、不足分は円普通預金から当社提示の為替レート(TTS)で換金されて充当される
- 対象10通貨以外、またはその通貨の口座を持っていない場合は、円換算のうえ利用金額の1.79%(税込)が加算される
- 海外ATMでの引き出しは、対象10通貨でも引出金額の1.79%(税込)がかかる。対象外の通貨ではさらにATM利用料220円(税込)が加わる
- 円を外貨に替えるときの為替コストは、このカードの手数料とは別にかかる。通貨ごとに違うので、公式の外貨預金のページで確かめること
- 一部の国では、カード利用時に店側のサーチャージが加算されることがある
かかる費用
年会費・新規発行とも無料。再発行は1,650円(税込)
公式ページ ・ 2026/10/02 確認
- 外貨のまま払える通貨
- 17通貨
- 決済時の手数料(対象通貨・残高あり)
- 無料
- 残高が無い場合の手数料
- Visaのレートに3%を上乗せ
- 円から外貨に替える手数料
- ネットバンキングで1,000円以上なら無料(一般の口座の標準は1通貨あたり1円)
- 年会費
- 無料
この条件を満たしたときだけ
- 取扱17通貨は、USD・AUD・NZD・GBP・CAD・EUR・CHF・SGD・HKD・CNY・THB・ZAR・TRY・MXN・NOK・SEK・DKK
- その通貨の外貨普通預金に利用金額分の残高があれば、そのまま全額引き落とされる
- 円から外貨を買うときの為替手数料は、インターネットバンキングで1,000円以上の取引なら、全17通貨で無料になる
- 優遇ステージでない一般の口座の場合、購入時の為替手数料は米ドル・ユーロとも1通貨あたり1円
対象外・注意
- 残高が足りない場合や17通貨以外の通貨では、円普通預金から引き落とされ、Visaの定めるレートに所定の事務手数料3%を上乗せしたレートで円換算される
- 為替手数料が無料になるのはインターネットバンキングでの取引。店頭・電話では300万円以上の取引が条件になる
- 為替手数料が無料になるのは預け入れ(円から外貨)のとき。外貨から円に戻すときは別の条件になる
- 加盟店が独自の為替レートで円換算する場合がある
かかる費用
年会費は本人カード・家族カードとも無料
公式ページ ・ 2026/10/02 確認
外貨預金から払えるデビットカードはほかにもあります。比べるのは4つ。行き先の通貨が対象に入っているか、外貨残高から払うときに海外事務手数料が乗らないか、残高が足りないときの手数料、円から外貨に替えるときのコストです。2つ目を確かめずに決めると、外貨で持っているのに上乗せを払うことになります。 掲載している条件は変わります。申し込む前に、必ず公式ページで確かめてください。この掲載に広告・アフィリエイトの関係はありません。
読むもの・数字の出どころ
- 三井住友カード 海外事務処理手数料改定のご案内(3.63%)(2026/09/30 確認)
- ソニー銀行 Sony Bank WALLET 海外利用時の手数料(対象10通貨のショッピングは無料、対象外は1.79%)(2026/10/02 確認)
- SMBC信託銀行プレスティア GLOBAL PASS 海外でのお買物(17通貨・残高があれば全額引落、対象外は3%)(2026/10/02 確認)
- SMBC信託銀行プレスティア 外国為替 手数料一覧(ネットバンキングで1,000円以上なら預入時の為替手数料が無料・全17通貨)(2026/10/02 確認)
- 住信SBIネット銀行 海外事務手数料(米ドル決済を指定した場合も2.50%・非課税)(2026/10/02 確認)
- 住信SBIネット銀行 外貨普通預金の残高を海外で利用できるか(米ドルのみ・不足時は円口座から)(2026/10/02 確認)
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