教育・学費

世帯の収入が目安を下回るなら、返さなくてよい給付奨学金をJASSOに申し込む

大学・短大・高専・専門学校に通う学生が、給付奨学金をJASSOに申し込むことで、返還のいらないお金を毎月受け取るアイデアです。

収入が増える

607,200円/ 年

私立大学に自宅外から通っていて、第2区分にあたる場合

  • 月あたり 50,600円
  • 5年で 3,036,000円
  • 条件が違うと 12,800円〜909,600円
手間
比較が必要
効果が出るまで
1年以内
条件依存度
高い
初期費用
なし

2026/10/24 時点で有効 · 金額は前提を決めた目安で、おすすめ度ではありません

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なぜお金が増える?

給付奨学金とは?

給付奨学金は、高等教育の修学支援新制度の一部で、日本学生支援機構(JASSO)が支給する返還のいらない奨学金です。

採用されてから正規の卒業時期まで、世帯の所得金額に基づく区分(第1区分から第4区分)に応じて、国公立か私立か、自宅通学か自宅外通学かで決まる金額が原則として毎月振り込まれます。

大学等に申請する授業料等減免とは別の仕組みで、こちらはJASSOへの申込みになります。

  • 借りるのではなく、もらうお金です。 貸与奨学金と違って返還がいりません。卒業後の返済も、利息もありません。
  • 額は通学形態で大きく変わります。 私立・自宅外の第1区分は月75,800円で、年909,600円。同じ第1区分でも国公立・自宅なら月29,200円(年350,400円)です。家を出るかどうかで、2倍以上の差が付きます。
  • 受け取った額に税金はかかりません。 所得税法第9条第1項第15号は「学資に充てるため給付される金品」に所得税を課さないと定めていて、給付奨学金はこれに当たります。
  • 第4区分は多子世帯に限られますが、収入の目安はかなり上まで届きます。 4人世帯(本人・親A(給与)・親B(無収入)・高校生)の目安で、第4区分は年収698万円です(令和8年度在学採用(二次)より)。
  • 目安を少し上回っていても、対象になることがあります。 JASSOは「世帯構成、障害者の有無、各種保険料の支払い状況等により、目安の金額を上回っていても対象となる場合や、下回っていても対象とならない場合があります」としています。先に進学資金シミュレーターで確かめてください。
  • ただし、資産基準があります。 申込日時点の本人と生計維持者(2人)の資産額の合計が5,000万円未満であることが条件です。NISAの投資額も含まれ、住宅ローン等の負債と相殺することはできません。

給付奨学金の支給月額(大学・短期大学・専修学校(専門課程))

JASSOが公表している支給額の表で読んだ値です。生活保護を受けている生計維持者と同居している人などは、この表とは別のカッコ内の金額になります。

第1区分

国公立・自宅
29,200円
国公立・自宅外
66,700円
私立・自宅
38,300円
私立・自宅外
75,800円

第2区分

国公立・自宅
19,500円
国公立・自宅外
44,500円
私立・自宅
25,600円
私立・自宅外
50,600円

第3区分

国公立・自宅
9,800円
国公立・自宅外
22,300円
私立・自宅
12,800円
私立・自宅外
25,300円

第4区分(多子世帯に限る)

国公立・自宅
7,300円
国公立・自宅外
16,700円
私立・自宅
9,600円
私立・自宅外
19,000円
  • ※ 自宅外通学とは、学生等本人が生計維持者のもとを離れて家賃を支払って生活している状態のことをいいます。
  • ※ 高等専門学校(第4学年以上)と通信教育課程は、別の金額です。

収入の目安(4人世帯・親Aが給与所得者、親Bが無収入、高校生がいる場合)

JASSOが示している目安で、令和8年度在学採用(二次)よりの数字です。単位は万円(年間の収入金額)。あくまで目安で、実際は支給額算定基準額で判定されます。

第1区分

年収の目安
295万円
私立・自宅外の支給月額
75,800円

第2区分

年収の目安
395万円
私立・自宅外の支給月額
50,600円

第3区分

年収の目安
461万円
私立・自宅外の支給月額
25,300円

第4区分(多子世帯に限る)

年収の目安
698万円
私立・自宅外の支給月額
19,000円
  • ※ 世帯人数や世帯構成が変われば目安も変わります。2人世帯(本人・母)なら第1区分229万円、第4区分649万円です。
  • ※ 令和8年度在学採用(一次)の目安は、別の数字です(給付奨学金案内に掲載)。

具体例で見る

私立大学に自宅外から通っていて、第2区分にあたる場合

  • 支給月額は、JASSOが公表している支給額の表で読んだ値(私立・自宅外・第2区分 月50,600円)です
  • どの区分になるかは、本人と生計維持者の支給額算定基準額の合計で決まります。 年収そのものではありません
  • 採用されてから正規の卒業時期まで、原則として毎月振り込まれます
  • 授業料等減免は別の手続きです。 こちらはJASSOへの申込み、減免は大学等への申請になります
  • 第一種奨学金(貸与)と併せて利用する場合、第一種の貸与月額が調整されます
  1. 1支給月額 = 50,600円(私立・自宅外・第2区分)
  2. 2年の支給 = 50,600円 × 12か月 = 607,200円

この条件なら年間607,200円/ 条件が違えば額も変わります

式:支給月額 × 12か月

あなたの場合は?

上と同じ式に、自分の数字を入れてください。概算です。

この条件なら年間607,200円(月あたり 50,600円)

式のとおりに1回計算しただけの概算です。上の「得になる条件」と「注意点」に当てはまらない分は、 この額から減ります。

こんな人向け

  • 大学・短期大学・高等専門学校・専門学校に通っている、または進学する予定である
  • 世帯の収入が、上の目安の範囲に入っている可能性がある
  • 本人と生計維持者(2人)の資産の合計が5,000万円未満である
  • 多子世帯(扶養される子が3人以上)である(第4区分を狙う場合)

得になる条件

  • 収入基準は、学生等本人と生計維持者の支給額算定基準額の合計で判定されます(第1区分は100円未満、第2区分は100円以上25,600円未満、第3区分は25,600円以上51,300円未満、第4区分は51,300円以上154,500円未満)
  • 支給額算定基準額 = 課税標準額 × 6% −(調整控除額+調整額)(100円未満切り捨て)です
  • 資産基準は、申込日時点の学生等本人と生計維持者(2人)の資産額の合計が5,000万円未満であることです
  • 資産には、現金及びこれに準ずるもの、預貯金、有価証券、満期や解約により現金化した保険が含まれます。NISAによる投資額も含まれます
  • 土地・建物等の不動産は資産の対象になりません。住宅ローン等の負債と相殺することもできません
  • 第4区分は多子世帯に限られます

注意点

  • 申し込まないと受けられません。 自動で支給される仕組みではありません。
  • 区分を自分で判定するのは難しいところです。 支給額算定基準額を出すための「課税標準額」「調整控除額」「調整額」は、課税証明書や所得証明書に必ず記載されているものではありません(マイナポータルで調べられます)。
  • 資産基準があります。 不動産は対象外ですが、預貯金・有価証券・NISAは含まれ、住宅ローンと相殺できません。
  • ふるさと納税や住宅ローン控除は、収入基準の判定に影響しません。 税額が下がっていても、区分は変わりません。
  • 第一種奨学金(貸与)と併せて利用する場合、第一種の貸与月額が調整されます(第二種は調整されません)。
  • 授業料等減免はJASSOではなく大学等への申請です。片方だけ手続きして、もう片方を取り逃がすことがあります。
  • 対象になるのは、一定の要件を満たすことの確認を受けた大学等に限られます。進学先が対象かどうかを先に確かめてください。

やり方

  1. 1進学先(または在籍校)が、高等教育の修学支援新制度の対象校かを確かめる
  2. 2JASSOの「進学資金シミュレーター」で、収入基準に該当しそうかをおおよそ確かめる
  3. 3マイナポータルなどで、生計維持者の課税標準額を調べる
  4. 4本人と生計維持者(2人)の資産の合計が5,000万円未満かを確かめる(不動産は含めません)
  5. 5自宅通学か自宅外通学かで月額が大きく変わるので、どちらになるかを前提に額を見ておく
  6. 6JASSOに給付奨学金を申し込む(進学前の予約採用と、進学後の在学採用があります)
  7. 7授業料等減免は大学等への申請です。こちらとは別に手続きする

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