住宅ローン、ペアローンと単独でいくら違う?

同じ住宅を同じ額だけ借りるなら、2本に分けただけで返済総額は減りません。差が出るのは、住宅ローン控除を実際に使い切れる額と、契約の数で変わる費用です。 そこを分けて出します。

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同じ住宅・同じ借入総額で、借り方だけを変える

何をそろえて比べますか

借入総額

頭金を除いて、実際に借りる額です

円

借入金利(年)

候補は2026年10月の公表値と、切りのよい数字です。誰でもこの金利で借りられるわけではありません

%

返済期間

単独ローンにする場合、誰が借りますか

もう一方の収入は使いません

ペアローンにする場合の借入割合

合計は必ず借入総額のままです。割合は登記の持分にも合わせる必要があります

A 50% / B 50%

Aさん ¥25,000,000(月¥71,039)Bさん ¥25,000,000(月¥71,039)

2人の状況

住宅ローン控除は、その人が納めている所得税額と住民税の一部までしか引けません。 だから年収と家族の人数で、引ける額が変わります。

Aさん

Bさん

家族の人数は、控除対象の配偶者と扶養親族の合計です。16歳未満は対象外です。 共働きで互いに扶養していない場合は、どちらも0人になります。 ほかの借入は、自動車ローン・教育ローン・カードローンの年間返済額です。 借りられる額を見るときに、この返済も基準に含めて計算されます。

購入する住宅と、住宅ローン控除

住宅の区分

省エネ性能

住宅性能評価書で確かめられます。分からない場合、控除額は出しません

入居予定年

年

住宅ローン控除

子育て世帯・若者夫婦世帯にあたりますか

19歳未満の扶養親族がいる、または夫婦のどちらかが40歳未満の場合。借入限度額が上乗せされます

借入にかかる費用

定額の手数料は契約の本数ぶん増え、定率の手数料は借入額にかかるので合計は変わりません。 形が違うものを同じ「手数料」として足さないために、分けて聞いています。

事務手数料の率

借入額に対する割合。税込で公表されている商品が多いです

%

保証料の率(任意)

借入額に対する割合。かからない商品もあります。空のままなら合計に入れません

%

ペアローンで増える実費(任意)

登記の報酬など。公表された額がないので、既定値は置いていません

マネック(案内役):返済総額だけ見ても差は出ないよ。効くのは「控除をいくら使い切れるか」のほう。年収の欄をいじってみて。

ペアローンのほうが実質負担が小さい

¥545,517

総返済額+借入にかかる費用−住宅ローン控除で比べた差です。35年の返済と13年の控除を合わせた概算で、 2人の年収が控除期間のあいだ変わらない前提です。

単独ローン(Aさん)契約1本

¥57,650,073

毎月の返済
¥142,077
総返済額
¥59,672,273
借入にかかる費用
¥1,170,000
住宅ローン控除
−¥3,192,200

ペアローン契約2本

¥57,104,556

毎月の返済
¥142,078
総返済額
¥59,672,156
借入にかかる費用
¥1,190,000
住宅ローン控除
−¥3,757,600

差の内訳(ペア − 単独)

住宅ローン控除で軽くなる額1人ずつの税額と借入限度額で決まります
+¥565,400
借入にかかる費用印紙税 ¥20,000 → ¥40,000
+¥20,000
元利返済総額条件をそろえているので、端数しか動きません
−¥117

住宅ローン控除を、いくら使い切れるか

控除は税額控除なので、その人が納めている所得税額と住民税の一部までしか引けません。 借入限度額も1人ずつに当たります。引けなかった額は戻ってきません。

借り方制度上の上限実際に引ける額使い切れない額
単独ローン(Aさん)¥3,702,700¥3,192,200¥510,500
ペアローン¥3,757,600¥3,757,600¥0

借入割合を変えたら、どうなるか

いま選んでいるAさん50%
¥57,104,556
ほかの割合

0の線が単独ローン(¥57,650,073)です。線より下なら、その割合のペアローンのほうが実質負担が軽くなります。この条件でいちばん軽いのはAさん70%で、単独より¥545,605軽くなります。借入割合は金融機関の審査と、登記の持分の両方に合わせる必要があります。金額だけで決められるものではありません。

そもそも、いくら借りられるか

年収の7.0倍として計算しています。この倍率は置いた前提で、ToMiが出した数字ではありません。審査の基準は金融機関ごとに違い、公表されていないため、何倍まで貸してもらえるかはここでは分かりません。 できるのは、その倍率で借りたときに公表されている基準に収まるかを確かめることです。

年収倍率

単独(Aさん)

¥42,000,000年収の7.0倍

毎月の返済
¥119,345
年3.83%で見た返済負担率
36.3%基準35%以下
基準にちょうど収まる倍率
6.7倍
計算に使った期間
35年

公表されている総返済負担率の基準(35%以下)を超えています。

ペアローン(2人ぶんを足したもの)

¥77,000,000年収の7.0倍

毎月の返済
¥218,799
年3.83%で見た返済負担率
36.3%基準35%以下
基準にちょうど収まる倍率
6.7倍
計算に使った期間
35年
内訳
Aさん ¥42,000,000 + Bさん ¥35,000,000

公表されている総返済負担率の基準(35%以下)を超えています。

基準に収まることと、借りられることは別です。収まるかどうかは、【フラット35】が公表している総返済負担率の基準 (年収400万円未満で30%以下、400万円以上で35%以下)に年3.83%で当てて見ています(【フラット35】2026年10月の最も多い金利)。 この判定に、返済に使う金利(年1.04%)をそのまま使っていません。 低い率で当てると年収の10倍でも基準に収まってしまい、答え合わせになりません。 民間は審査金利(店頭金利など、適用金利より高い率)で見ており、その率は公表されていません。 自動車ローンや教育ローン、カードローンの返済も、この基準に含めて見られます。

基準に照らすときの金利を変える
%

金融機関から審査金利を聞けたときは、その率を入れてください。 低い率に変えると基準に収まりやすくなりますが、それは計算上の話で、貸してもらえるという意味ではありません。

単独で借りられる目安は¥42,000,000で、 いま置いている借入総額¥50,000,000に届きません。この条件では「同じ額を1人で借りる」という選択がそもそも無い可能性があります。 上の「それぞれ借りられる上限まで」に切り替えると、買える価格帯の差で比べられます。

年収に対する返済の重さ

こちらは実際に返済する金利(年1.04%)で計算した、家計にかかる重さです。 上の基準の判定(年3.83%)とは別の数字で、金利が上がればこちらも上がります。

単独ローン(Aさん)

Aさん
28.4%基準35%以下

ペアローン

Aさん
14.2%基準35%以下
Bさん
17.0%基準35%以下
住宅金融支援機構【フラット35】ご利用条件

この計算の前提

  • ・単独ローンとペアローンで、借入総額・金利・返済期間・返済方式(元利均等)をそろえて計算しています。同じ条件なら、2本に分けただけで元利返済総額は減りません。
  • ・借りられる額は、年収の7倍として計算しています。この倍率は置いた前提で、ToMiが出した数字ではありません。審査の基準は金融機関ごとに違い、公表されていないため、何倍まで貸してもらえるかはここでは分かりません。
  • ・その倍率で借りたときに公表されている基準(総返済負担率 年収400万円未満30%以下・400万円以上35%以下)に収まるかどうかは、年3.83%で当てて確かめています。【フラット35】は審査金利を使わず実際の金利で総返済負担率を見ると公表しているため、この金利を使っています。
  • ・基準の判定に、返済に使う金利をそのまま使っていません。変動金利の低い率で当てると、年収の10倍でも基準に収まってしまいます。民間は審査金利(店頭金利など、適用金利より高い率)で見るからで、その率は公表されていません。
  • ・毎月の返済額と利息は1か月ずつ積み上げています。金融機関の計算とは端数の扱いで数円から数百円ずれます。
  • ・抵当権設定の登録免許税は債権金額にかかるため、1本でも2本でも合計は同じです(住宅取得資金の貸付けにかかる軽減後の1,000分の1で計算)。
  • ・消費貸借契約書の印紙税は契約1通ごと、記載金額の段階表で決まります。分けると増えることも減ることもあります。
  • ・住宅ローン控除は入居年の1月に借入・入居したものとして、13年ぶんを計算しています。借入月がずれると1年目の年末残高が変わります。
  • ・2人の年収は控除期間のあいだ変わらないものとして計算しています。実際には年収が変われば、引ける控除も変わります。
  • ・控除は所得税額(と住民税の一部)までしか引けません。引けなかった額は「使い切れない額」として分けて出しています。
  • ・控除期間の後半の年は、いまの税率表をそのまま当てて計算しています。将来の税制改正は織り込んでいません。

入っていないもの

  • ・住宅の取得対価と所有持分を入れていないため、年末残高と借入限度額だけで控除を判定しています。2人の年末残高の合計が取得対価を超える場合や、持分に応じた上限がある場合、実際の控除はこれより小さくなります。
  • ・扶養以外の所得控除(iDeCo・医療費・生命保険料など)は入れていません。所得税額が下がると、引ける控除も小さくなります。
  • ・保証料を入れていないため、合計に入れていません。保証料のかからない商品もあり、金利に上乗せする形の商品もあります。
  • ・ペアローンで増える登記の報酬などの実費は入れていません。司法書士の報酬に公表された額がないため、見積りを取ってから入れてください。
  • ・団体信用生命保険は入れていません。個別団信か連生団信かで、一方に万一があったときに残る債務が変わります。上乗せ金利と保障の条件は商品ごとに違います。
  • ・一方の収入が減った場合の家計余力は計算していません。手取りと生活費の入力が要ります。
  • ・収入合算(連帯債務型・連帯保証型)は比較に入れていません。契約数・控除の対象者・団信の扱いがペアローンとは別です。
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診断

あなたの場合はどうか

Q1今後も2人で働く予定ですか?

Q2一方の収入がなくなったら、返済を続けられそうですか?

Q3団体信用生命保険で重視したいことはどれですか?

Q4住宅の所有持分と、返済の負担割合はどうする予定ですか?

Q5単独で希望額を借りられるか、金融機関に確認していますか?

あと5問こたえると診断できます

この画面の金額は概算で、特定の借り方や金融機関を勧めるものではありません。 借りられるかどうかは金融機関の審査で決まり、控除の対象になる額は住宅の取得対価と持分で変わります。 団体信用生命保険の保障と、持分に応じた贈与税の扱いも、契約の前に金融機関・税務署・税理士にご確認ください。

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