総務省・法務局

建物の価値は、築年数でどこまで下がる?

固定資産評価基準の経年減点補正率です。経過年数が進むほど建物の価値を低く見る仕組みで、木造は27年、非木造は45年で下限の20.00%に達します。対象は建物だけで、土地は含みません。

年1回取得2026年9月14日確認総務省・法務局の公表ページ

これは税の評価のための表で、売買価格ではありません

固定資産税をいくらにするかを決めるための補正率です。 実際にいくらで売れるかは、立地・広さ・管理の状態・そのときの相場で決まります。 この表が示すのは建物の分だけで、 土地は年数では下がりません。戸建てのように土地の割合が大きい物件では、 この率をそのまま全体にかけると実際より低く出ます。

築年数別の補正率

新築を1.00としたときに、建物の価値をどこまで見るかの割合です。節目の年を抜き出しています。

経過年数木造非木造(鉄筋コンクリート造など)
1年80.00%95.79%
5年64.00%85.69%
10年50.00%73.97%
15年37.00%62.25%
20年25.00%50.54%
25年21.00%39.92%
27年20.00%(下限)35.96%
30年20.00%(下限)30.59%
35年20.00%(下限)23.45%
40年20.00%(下限)20.89%
45年20.00%(下限)20.00%(下限)

木造は27年、非木造は45年で下限に達し、 そこから下がりません。木造のほうが早く下がります。 マンションは鉄筋コンクリート造が多いので非木造、戸建ては木造にあたることが多いですが、 木造3階建てのマンションも鉄骨造の戸建てもあるため、造りで選んでください。

この表の出どころ

もとは固定資産評価基準(昭和38年12月25日 自治省告示第158号)の「木造家屋経年減点補正率基準表」と 「非木造家屋経年減点補正率基準表」です(令和5年11月15日 総務省告示第385号による改正後)。 もとの基準表は専用住宅・店舗・病院といった用途ごとに分かれています。 ここに載せているのは、法務局が登録免許税の計算のために その平均値を出してまとめた表です。用途を細かく当てはめたい場合は、 もとの基準表を確かめてください。

築年数別の平均成約価格とは別のもの

「築◯年の中古マンションの平均成約価格」という統計も公表されています。 便利に見えますが、下落率としては使えません。 同じ年に売れた別々の物件を築年数で束ねた断面データで、 築5年の物件と築35年の物件は建った時期も立地も広さも違うからです。

実際、築36〜40年の平均が築31〜35年より高く出る年があります。 古くなることだけが効いているなら、こうはなりません。 あの数字を割り算して下落率にすると、市場の値動きまで築年数のせいにすることになります。 ToMiが市場の動きと築年数を別の係数で持っているのは、この混同を避けるためです。

この数字は、自動では書き換えません。

表はPDFの中にあり、数値として自動では取り出せません。告示の改正でしか動かないため、ページの生存だけを見て、改正の疑いは人が確かめています。

建物の経年減価補正率は月1回の見張りで公表ページと突き合わせていますが、 差が見つかっても値は自動で入れ替えません。改正の「年分」と「施行日」はずれる年があり、 公表ページの数字をそのまま入れると、年の途中で誤った額を出すことになるためです。 人が確認してから、期間を足す形で反映します。

この数字の更新について

  • ・税制と保険料率は、金利のような自動反映にしていません。
  • ・一次資料の取得 → 差分の検知 → 人による確認 → 確認日の記録 → 反映、の順で更新します。
  • ・改正の適用時期は「年分」と「施行日」でずれることがあり、数値だけを機械的に差し替えると、 その年の途中で誤った額を出すことになるためです。
  • ・値のすぐ横に確認日を出しています。古いまま置かれていないか、そこで判断できます。

この数字を使って計算する

ここに載せている率と控除額を、そのまま使って計算しています。数字を書き写す必要はありません。

この表を使って、持ち家と賃貸を比べる

建物の価値の下がり方については家の資産価値は30年後どうなる?、持ち家にかかり続けるお金は持ち家の維持費とは?にまとめています。