ToMi 16 MONEY TYPE
果樹園タイプ
植える本数を先に決めて、毎年おなじ手入れをする
必要な額を先に決めてから、そこへ届く道を引くやり方です。減らさないことを土台に置き、毎年いくらか受け取れる形を選びます。決めた手順を変えずに続けられるのが強みで、そのぶん前提が古くなったことに気づきにくいところがあります。
4文字が表しているもの
4軸とも、どちらが上手とも言えないものです。直すべき側はありません。
リスクの取り方
S安定重視減らないことを先に置く
元本が減ることを重く見ます。値動きのある資産は少なめに置いておきたいと考えます。
成果の受け取り方
Iインカム重視定期的に受け取りたい
配当・利息・分配のように、定期的に受け取れる形を好みます。
時間の組み立て方
B逆算必要額から引いて決める
将来の目標から必要額を引き算して決めます。先にゴールを置いてから動きます。
決め方
Rルール運用先に決めて、そのとおりに回す
先に決めて、そのとおりに回します。判断の回数を減らしたいと考えます。
このタイプの強み
強み/リスクS
下がった局面で、売らずに済む
資産が減る展開でいちばん損をするのは、下がったところで売ってしまう人です。はじめから受け入れられる範囲に収めているので、相場に生活を揺さぶられません。長く続けるうえで、これは軽くない強みです。
強み/受け取りI
成果が見えるので、続く
受け取りがあると、続けている手応えが残ります。途中でやめてしまうことが最大の損失であることを考えると、これは効きます。将来お金を取り崩していく局面でも、どこから使うかを考えずに済むので設計が簡単です。
強み/時間B
必要な額がはっきりして、途中でぶれない
いくら要るかが決まっているので、毎月の額に迷いがありません。相場や周りの話に振られにくく、判断の回数そのものが少なくて済みます。足りているか足りていないかも、そのつど分かります。
強み/決め方R
感情が入らず、時間もかからない
相場が下がった月にも、上がった月にも、同じことをします。いちばん判断を誤りやすい場面で判断しなくて済むので、結果が安定します。毎月考える時間も要りません。
陥りやすいことと、その対策
対策は、考え方を変えるものではありません。その傾向のまま回る形に直すための手だてです。
陥りやすいこと/リスクS
物価が上がると、実質的な価値が目減りする
預金は額面が減りません。ただし物価が年2%上がると、10年で同じ100万円がおよそ82万円ぶんの買い物しかできなくなります。減っていないように見えて、使える量は減っています。使う日が遠いお金まで動かさないと、この目減りをそのまま引き受けることになります。
対策
考え方は変えない。使う日で分ける
「もっとリスクを取りましょう」という話ではありません。手元のお金を、3年以内に使うぶん/10年は使わないぶん/それ以外に分けて、いちばん遠いぶんだけ置き方を見直します。近い将来のお金は安定側のままで構いません。分ければ、慎重さを崩さずに目減りへの手当てができます。
陥りやすいこと/受け取りI
利回りの高さには理由があるのに、そこを見ない
利回りが高いのは、価格が下がっているか、無理に配っているかのどちらかであることが多くあります。とくに分配金は、利益ではなく預けた元本から払い戻されている場合があり、受け取るたびに自分の元本が減っていても、通帳には入金として表示されます。減配されたときに、はじめて理由が見えます。
対策
利回りではなく、受け取りと値動きを足した合計で比べる
好みを変える必要はありません。比べるときの物差しだけ変えます。利回りだけを並べず、受け取った額+値上がり分の合計で見ます。あわせて、分配金のうち利益から出ている分と元本の払い戻し分を分けて確かめます。投資信託なら運用報告書に内訳が載っています。
陥りやすいこと/時間B
前提が外れたときに、計画ごと崩れる
逆算は、置いた前提(利回り・収入・時期)の上に立っています。前提のどれかが外れると、計算全体がやり直しになります。そして多くの場合、前提は静かに外れます。届かないと分かった時点で、続ける気力ごと失われることがあるのが、いちばん重い問題です。
対策
目標ではなく、前提のほうを毎年書き換える
計画の立て方は変えません。前提を見直す日を先に決めます。年に1回、置いていた利回り・収入・使う時期の3つだけを確かめて、ずれていたらそこを更新します。目標額を下げる必要はありません。毎年少しずつ直せば、計画ごと崩れる展開になりません。
陥りやすいこと/決め方R
前提が変わっても、そのまま回り続ける
ルールの強みは、見直す用事が発生しないことです。弱点もまったく同じところにあります。収入が変わっても、制度が変わっても、家族構成が変わっても、ルールは何も言ってきません。何年も気づかないまま続くのは、だいたいこの形です。
対策
見直す日そのものを、ルールに入れる
中身を頻繁に変える必要はありません。「毎年◯月に見直す」という一文をルールに足すだけです。何を見直すかは、そのとき決めれば足ります。決めるべきなのは内容ではなく、いつ見るかのほうです。
確認する数字
このタイプで先に見ておくとよい数字です。 出しているのはここまでで、金額と配分は出せません。
Sリスク
- 3年以内に使う予定の額
- 10年以上使わないと言い切れる額
- いまの預金が10年後に持つ実質的な価値
I受け取り
- 受け取りと値動きを足した、この1年の合計
- 分配金のうち、元本の払い戻しにあたる額
- 配当が半分になったときの、年間の受け取り額
B時間
- 計画で置いている年あたりの利回り
- 収入が2割減ったときに変わる、毎月の必要額
- 前提を最後に見直した年月
R決め方
- いまのルールを決めた年月
- そのあと収入が変わった回数と、積立額を変えた回数
- 次に見直す日
読むときの注意
- 個別の商品名・銘柄・金融機関名は出していません。書いてあるのは考え方と、確かめるべき数字までです。
- 金額と配分は出せません。この診断は、資産額・そのお金を使う時期・どれだけ下がっても生活が変わらないかを訊いていません。 この3つが分からないまま「いくらを、どう分けるか」を出すと、根拠のない数字になります。
- 半年から1年ぶんの生活費を手元に置くことと、金利の高い借入を返すことは、投資より先です。
- 投資は元本を割ることがあります。増える保証も、減らない保証もありません。
- ここに書いたのは一般的な情報で、特定の商品を勧めるものではありません。 最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
1文字だけ違うタイプ
同じ4文字でも、中身は違います
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