文部科学省

幼稚園から高校まで、1年にいくらかかる?

令和5年度(2023年度)の子供の学習費調査です。子ども1人あたりの1年間の額で、 授業料などの学校教育費に、給食費と、塾・習い事の費用まで含みます。 小学校は公立37万円に対し私立174万円で、4.8倍の差があります。

年1回取得令和5年度(2023年度)(2026年9月16日確認)文部科学省の公表ページ

この額を、そのまま積立の目標にしないでください

ここに並ぶのはその年に払う額です。 幼稚園から高校までをすべて公立で通すと総額617万円、すべて私立なら1,971万円になりますが、 これは15年かけて出ていく額であって、前もって貯めておく額ではありません。 多くの家庭は、この期間の費用をその年の家計から払っています。

前もって積み立てて用意するのは、主に大学のぶんです。総額と積立額を混ぜると、必要な額を実際より大きく見積もることになります。

学校種別の学習費総額(子ども1人・年額)

在学中の1年あたりの額です。右端は、その段階を通したときの合計 (幼稚園3年・小学校6年・中学校3年・高校3年)です。

学校段階公立私立私立/公立通した総額(公立)
幼稚園(3年)184,646円347,338円1.9倍55万円
小学校(6年)366,599円1,741,516円4.8倍220万円
中学校(3年)542,450円1,560,359円2.9倍163万円
高等学校(全日制)(3年)596,954円1,179,261円2.0倍179万円
幼稚園〜高校(15年)3.2倍617万円

差がいちばん大きいのは小学校で4.8倍です。在学が6年と長いぶん、 総額への効き方も大きくなります。逆に高校は2.0倍で、 公私の差はこの4段階のなかでいちばん小さくなっています。

内訳

学校教育費は授業料・学用品・通学費など、学校外活動費は塾・習い事・家庭学習の費用です。公立で大きいのは学校外活動費のほうで、 学校に払う額だけを見ていると実際の負担とずれます。

学校段階区分学校教育費学校給食費学校外活動費総額
幼稚園公立69,362円15,235円100,049円184,646円
幼稚園私立154,062円35,741円157,535円347,338円
小学校公立74,336円35,774円256,489円366,599円
小学校私立978,271円53,578円709,667円1,741,516円
中学校公立150,761円35,671円356,018円542,450円
中学校私立1,128,061円9,317円422,981円1,560,359円
高等学校(全日制)公立351,523円調査対象外245,431円596,954円
高等学校(全日制)私立832,650円調査対象外346,611円1,179,261円

公立小学校では、総額366,599円のうち256,489円が学校外活動費です。学校に払っているのは74,336円にすぎません。 高等学校に給食費が無いのは0円だからではなく、調査の対象に入っていないためです。

平均値は、どれくらいぶれますか

公表されている標準誤差率です。抽出調査なので、同じ調査をやり直せばこのくらい動きうる、 という幅を表します。個々の家庭のばらつきではありません。 実際の家庭ごとの差は、この幅よりはるかに大きくなります。

学校段階区分標準誤差率
幼稚園公立2.72%
幼稚園私立4.75%
小学校公立1.45%
小学校私立3.15%
中学校公立2.39%
中学校私立3.08%
高等学校(全日制)公立2.64%
高等学校(全日制)私立2.40%

この数字は、自動では取れません

e-Stat の API には平成28年度分しか無く、令和3年度以降は Excel ファイルでのみ提供されているため、自動取得できません。公表を見張り、人が転記しています。文部科学省の「結果のポイント」PDFは暗号化されていて機械で読めないため、 e-Statで配られているExcelのほうを一次資料にしています。

ToMiは公表ページが生きているかを月1回見張っていますが、値そのものは照合できません。 金額はExcelの中にあり、公表ページのHTMLには1つも出てこないためです。 次の調査(令和7年度分)が出たかどうかは、2年ごとの公表に合わせて人が確かめます。 転記ミスを防ぐため、内訳の合計が総額と一致することはテストで確かめています。

この数字を使って計算する

学年と進路を入れると、いつ・いくら教育費が要るかを年ごとに並べ、いまから毎月いくら積み立てれば足りなくなる年が出ないかを逆算します。

教育費の積立額を出す

大学の費用は学生生活調査にまとめています。物価の動きは消費者物価指数をご覧ください。