総務省統計局

老後の生活費は、年齢でどれくらい変わる?

家計調査の2025年平均です。世帯主の年齢階級ごとの消費支出を、月額で載せています。二人以上の世帯では60~64歳34.0万円から、85歳以上23.7万円まで下がります。

年1回取得2025年平均総務省統計局の公表ページ

住居費が、実際に払う額とは桁が違います

この表の住居費は、二人以上の世帯で月16,844円ほどしかありません。家賃を払っていない持ち家の世帯が母数に入っているためで、賃貸の人が実際に払う額とはまるで違います。 住宅ローンの返済も消費支出には入りません(借入の返済は消費ではないためです)。

だから表には住居費を除いた額も並べています。 賃貸の人は、除いた額に自分の家賃を足してください。 持ち家の人は、固定資産税と修繕費を足してください。 どちらもこの平均には十分に入っていません。

年齢階級別の消費支出(二人以上の世帯)

世帯主の年齢で分けた、1か月あたりの消費支出です。平均であって、あなたの額ではありません。

世帯主の年齢消費支出うち住居住居を除く
60~64歳340,393円22,442円317,951円
65~69歳314,980円16,984円297,996円
70~74歳289,080円18,526円270,554円
75~79歳265,966円17,006円248,960円
80~84歳240,450円13,881円226,569円
85歳以上236,684円17,046円219,638円
65歳以上(まとめ)275,635円16,844円258,791円

60~64歳85歳以上では月103,709円の差があります。老後の30年を1つの額で置くと、前半は少なく、後半は多く見積もることになります。まとめの1本では表せません。 ただし後半で減るのは平均の話で、介護や医療が必要になれば逆に増えます。

単身世帯(65歳以上)

単身世帯の表は年齢の区分が粗く、65歳以上のまとめしかありません。 二人以上の世帯のような年齢帯ごとの内訳は、この統計では取れません。

費目月額
食料43,862円
住居12,347円
光熱・水道15,527円
家具・家事用品6,113円
被服及び履物3,250円
保健医療9,665円
交通・通信15,715円
教育0円
教養娯楽16,648円
その他の消費支出32,655円
消費支出155,782円
住居を除く143,435円

二人以上の世帯(65歳以上)の27.6万円に対して15.6万円で、半分にはなりません。 住居費・光熱費・通信費は人数が減っても同じだけかかるためです。

この表を、そのまま老後の生活費にはしないでください

平均は、その人の額ではありません。持ち家か賃貸か、どこに住むか、健康の状態、 家族の状況でまるで変わります。ToMiがこの値を初期値として置くだけで、 本人が書き換えられるようにしているのはこのためです。

それでも置く理由は1つです。老後の試算は生活費から始まりますが、 多くの人はその額を知りません。知らないまま空欄で止まるくらいなら、 公表値から始めて書き換えてもらうほうがいい。「老後は月◯◯万円必要です」という意味ではありません

地域別の数字は、まだ持っていません

家計調査で年齢階級まで分かれているのは全国の値だけです。 地域別は都道府県庁所在市の単位で公表されていますが、 そちらには年齢階級の内訳がありません。年齢と地域を掛け合わせた表は、この統計には無いということです。

無いものを推定で埋めることはしません。 地域差を見たい場合は、家賃と物価の違いが大部分を占めるので、 住居費を除いた額に自分の住まいの費用を足すほうが確かです。

この数字の更新について

家計調査は年に1回、前年の平均が公表されます(毎年2月ごろ)。 ToMiは e-Stat の API から月に1度取り直していて、 新しい年が公表されればそのまま入れ替わります。 税のルールと違い、こちらは人の確認を挟みません。 統計の値そのもので、適用時期の解釈が要らないためです。

統計表が改訂されて費目や年齢階級のコードが変わった場合は、黙って別の数字を出すのではなく、取得に失敗して控えの値に落ちます。 控えで描いているときは、上の日付にその旨が出ます。

このページは政府統計の総合窓口(e-Stat)のAPI機能を使って「家計調査」を取得しています。 サービスの内容は政府によって保証されたものではありません。

この数字を使って計算する

診断の生活費の欄に、年齢と世帯に合う額を初期値として置けます。置くだけなので、ご自身の額に書き換えてください。

老後の毎月の不足額と、資産寿命を出す

世帯人員別の費目については家計調査の費目別支出、物価の動きは消費者物価指数にまとめています。