国税庁・金融庁

NISAなのに、配当から税金が引かれている?

NISA口座で株を買っただけでは、配当は非課税になりません。配当金の受取方法を「株式数比例配分方式」にしている必要があります。銀行口座で受け取る設定のままだと、NISA口座の株でも20.315%が引かれます。 引かれていることは通知に出ないので、気づくのは年をまたいでからになりがちです。

改正時取得2026年8月17日確認国税庁・金融庁の公表ページ

配当金の受取方法は4つ。非課税になるのは1つ

証券会社の口座で受け取る形にしないと、NISAで買った株の配当でも税金が引かれます。 設定は証券会社の口座画面で確かめられます。

受取方法どこで受け取るかNISAの配当
株式数比例配分方式NISA口座の配当を非課税で受け取れるのは、この方式だけです。証券会社の口座非課税
登録配当金受領口座方式NISA口座で買った株でも、税金が引かれてから振り込まれます。指定した銀行口座(すべての銘柄をまとめて)20.315%が引かれる
個別銘柄指定方式NISA口座で買った株でも、税金が引かれてから振り込まれます。指定した銀行口座(銘柄ごとに指定)20.315%が引かれる
配当金領収証方式NISA口座で買った株でも、税金が引かれた額を受け取ります。郵便局などの窓口で現金20.315%が引かれる

受取方法は、証券会社ごとではなく1人につき1つです。 複数の証券会社に口座があっても、どれか一社で変えれば全部に反映されます。 投資信託の分配金は、この設定にかかわらずNISA口座なら非課税です。

設定が違っていた場合、いくら引かれるか

1年に受け取る配当ごとの額です。NISA口座で持っていても、株式数比例配分方式以外なら下の額が引かれます。

年間の配当(税引前)引かれる税金手取り
30,000円6,094円23,906円
50,000円10,157円39,843円
100,000円20,315円79,685円
200,000円40,630円159,370円

引かれてしまった税金は、確定申告をしても戻りません。 設定を変えられるのは、次の権利確定日より前までです。

入れられる額

2024年からのNISAです。個別株を買えるのは成長投資枠のほうだけです。

年間生涯(非課税保有限度額)個別株
つみたて投資枠120万円1,800万円の内数買えない
成長投資枠240万円1,200万円まで買える
合計360万円1,800万円

非課税で持てる期間は無期限、口座を開ける期間も恒久化されています。 使えるのは、その年の1月1日時点で18歳以上の方です。 売ったぶんの枠は、買ったときの値段(簿価)で翌年に戻り、また使えます。

知っておきたい点

  • NISAの損失は、無かったものとして扱われます。課税口座の売却益や配当と相殺できず、翌年以降に繰り越すこともできません。 値上がりしたときだけ有利な仕組みで、下げたときは課税口座より不利になります。
  • 配当が非課税なのは、NISA口座の中の株だけです。同じ銘柄を課税口座でも持っている場合、そちらの配当からは20.315%が引かれます。
  • 成長投資枠でも買えないものがあります。整理・監理銘柄、信託期間20年未満の投資信託、毎月分配型、 デリバティブ取引を用いた一定の投資信託などは対象外です。
  • 枠が戻るのは翌年です。売った年のうちに同じ枠で買い直すことはできません。
  • 受取方法の設定は、変えたことを忘れやすいところです。NISAを始める前から証券口座を持っていた方は、当時の設定が残っていることがあります。 いま何になっているかを、一度だけ確かめてください。

この数字を使って計算する

ここに載せている率と控除額を、そのまま使って計算しています。数字を書き写す必要はありません。

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出典

この数字の更新について

  • ・税制と保険料率は、金利のような自動反映にしていません。
  • ・一次資料の取得 → 差分の検知 → 人による確認 → 確認日の記録 → 反映、の順で更新します。
  • ・改正の適用時期は「年分」と「施行日」でずれることがあり、数値だけを機械的に差し替えると、 その年の途中で誤った額を出すことになるためです。
  • ・値のすぐ横に確認日を出しています。古いまま置かれていないか、そこで判断できます。