国税庁

給与にかかる所得税は、どう決まる?

給与にかかる所得税は、年収に直接かけるのではありません。 年収から給与所得控除を引き、そこからさらに基礎控除などの所得控除を引いた 「課税所得」に、段階ごとの税率をかけて決まります。

年1回取得2026年8月17日確認国税庁の公表ページ

「年分」と「施行日」は別のものです。

適用期間:2026年12月1日から(終わりは未定)

ここに載せているのは 2026年分の所得に対して 最終的にかかる額を決めるルールです。施行日は2026年12月1日で、いまのところ次の改正は決まっていません。施行日までの毎月の源泉徴収は、改正前の税額表で行われます。 毎月の給与から引かれている額と、年末調整・確定申告で確定する年間の額は一致しません。

計算の順番

  1. 1. 給与所得= 額面年収 − 給与所得控除
  2. 2. 課税所得= 給与所得 − 社会保険料控除 − 基礎控除 − 扶養控除など(1,000円未満切り捨て)
  3. 3. 所得税= 課税所得 × 税率 − 控除額
  4. 4. 納める額= 所得税 ×(1 + 復興特別所得税 2.1%)

給与所得控除(2026年分)

給与で働く人の必要経費にあたる控除です。実際にかかった費用ではなく、収入に応じて自動で決まります。 最低保障額は740,000円で、 収入がこれ以下なら給与所得は0になります。

給与等の収入金額給与所得控除額
0円〜2,200,000円740,000円
2,200,001円〜3,600,000円収入金額 × 30% + 80,000円
3,600,001円〜6,600,000円収入金額 × 20% + 440,000円
6,600,001円〜8,500,000円収入金額 × 10% + 1,100,000円
8,500,001円以上1,950,000円

基礎控除(2026年分)

誰にでも適用される控除ですが、額は合計所得金額で変わります。合計所得金額は額面年収ではありません。給与所得控除を引いたあとの金額です。

合計所得金額基礎控除額
0円〜4,890,000円1,040,000円
4,890,001円〜6,550,000円670,000円
6,550,001円〜23,500,000円620,000円
23,500,001円〜24,000,000円480,000円
24,000,001円〜24,500,000円320,000円
24,500,001円〜25,000,000円160,000円
25,000,001円超0円

住民税の基礎控除はこれとは別で、引き上げの対象になっていません。 金額は「個人住民税の計算ルール」のページにあります。

所得税の速算表

課税所得の全額に高い税率がかかるわけではありません。段ごとに税率が上がり、 その差を調整するのが「控除額」の列です。

課税される所得金額税率控除額
1,000円〜1,949,000円5%0円
1,949,001円〜3,299,000円10%97,500円
3,299,001円〜6,949,000円20%427,500円
6,949,001円〜8,999,000円23%636,000円
8,999,001円〜17,999,000円33%1,536,000円
17,999,001円〜39,999,000円40%2,796,000円
39,999,001円以上45%4,796,000円

扶養親族の所得要件

同一生計配偶者・扶養親族になれるのは、合計所得金額が620,000円以下の人です。給与だけの人なら、給与所得控除740,000円を足した1,360,000円までの収入が目安になります。

なぜこの数字を持っているか

額面年収から手取りを出すには、税率だけでなく控除の額が要ります。 控除は改正のたびに動くので、年分ごとに丸ごと持ち、過去の年分も消しません。 消すと、以前に出した診断結果を同じ数字で再現できなくなります。

出典

この数字を使って計算する

ここに載せている率と控除額を、そのまま使って計算しています。数字を書き写す必要はありません。

自分の年収で手取りを計算する

この数字は、自動では書き換えません。

所得税の税率と控除の表は月1回の見張りで公表ページと突き合わせていますが、 差が見つかっても値は自動で入れ替えません。改正の「年分」と「施行日」はずれる年があり、 公表ページの数字をそのまま入れると、年の途中で誤った額を出すことになるためです。 人が確認してから、期間を足す形で反映します。

この数字の更新について

  • ・税制と保険料率は、金利のような自動反映にしていません。
  • ・一次資料の取得 → 差分の検知 → 人による確認 → 確認日の記録 → 反映、の順で更新します。
  • ・改正の適用時期は「年分」と「施行日」でずれることがあり、数値だけを機械的に差し替えると、 その年の途中で誤った額を出すことになるためです。
  • ・値のすぐ横に確認日を出しています。古いまま置かれていないか、そこで判断できます。